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(19)ハーフスイングについて(1) 首都圏野球審判協会・二人制システム勉強会 |
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ハーフスイングについて(平林氏のブログから) 守備側のリクエストがなくとも、球審が少しでも疑念を持っていたら“直ちに”聞くという方法でやっています。理由は、間が空くと塁審が判定を宣告しにくくなるからです確かに聞かれるまでに時間があると、塁審は、迷ってしまうものです。すぐに聞かれたほうが、見た瞬間の見たままの判定が出せるものです。
カウント2ストライク3ボールで、ハーフスイングを球審が左手を前方に出しました。塁審は反射的に「ノースイング」とコールしました。 私たちも今まで守備側から「スイング」のリクエストがあって初めて塁審に聞くようにして来たのですが、球審が左手をあるいは右手を前方に出されますとリクエストと勘違いしてしまうことが度々ありました。 攻撃側から「塁審がノースイングと言っている」という抗議も受けてしまうこともありました。ベンチで見ている人には「ダブルコール」に見えてしまいます。 また、球審が塁審に聞いていないのに瞬時に「ノースイング」「スイング」と応えるのは混乱の元になります。 平林氏のブログの中で「すぐに聞かれたほうが、見た瞬間の見たままの判定が出せるものです」にはハット気がつきまったくそのとおりだと思いました。 私たちの中でもリクエストがなくとも直ぐに聞く審判員と、リクエストが無ければ球審の判断で決めてしまう審判員に分かれています。 間をおいてからベンチからのリクエスト等で塁審に聞きますと、塁審はとっさに応えることが出来ない場合もあります。まぁ、それでも応えておりますが、「テレビのリプレー」が頭の中に欲しくなります。 球審はリクエストに関係なく迷ったら塁審に聞く習慣をつけたいと思います。そうすることにより塁審も緊張感をもってゲームに集中できます。 球審は「振りましたか(Did he go)」などと声を出して塁審に聞かないで、いきなり左手で塁審を指せばいいと思います。塁審はいつでもそれに応える心の準備をすればいいのではないでしょうか。 肝心なことは「ハーフスイング」は間をおいてからでは判定の正確さを欠くということです。 従来「ハーフスイング」はリクエストがあって応えることが慣習になっています。それをリクエストがなくても球審が迷ったら瞬時に塁審に聞くということに変えたいと思います 「野球規則書に違反するのではないか」と思われる方もいますが、実践の中で試してみたいと思います。(この項つづく) |
(2009年9月15日) |