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●「こんな試合・こんな話」

佐藤 義憲審判員  

 ある連盟の大会でAクラスの試合なのですが、Aクラスらしからぬ試合でした。片方のチームのキャッチャーは審判を信頼してないし、何かあると機嫌が悪く、監督にその度に怒られていました。そのキャッチャーはバッターに立っても審判がストライクいっているのに納得しないで、それも監督に怒られていました。

 両方のピッチャーにいえることは、三振を取りに行くピッチングでした。明らかに僕から見ていてそう感じました。両方の打者も四球を狙っていたのも事実です。これでは良い試合だとは言えないです。打者は好きな球は打つ、投手は打たせる球を投げる、これが野球の楽しみではないでしょうか。

 作戦といえばそれまでかも知れませんが、限られた時間では打つ、打たせることが大事だと思います。タイムを掛ける回数が多い、ベンチから追い出しても、駆け足といっても走らない、投球練習は初め8球以内、次の回からは4球以内と決まっています。審判が後1球といっても止めません。

 選手達ももっとスピードアップを計って欲しいですね。試合は1試合の時間が1時間30分以内で行っています。そうすると2時間以内で試合しているより短いですからどんどん打たせてアウトを取る試合でないとダメですし1時間15分過ぎると次の回には入らないで終了になります。
 大会費を頂いてはいますが、審判も連盟とチームの為に一生懸命やっていますし、選手も1時間30分以内という時間を考えてプレーして欲しいと思っています。
  ◇    ◇     ◇      ◇       ◇
 それと他の話ですがラジオで面白い話を聞きました。
 会社の野球大会で、好きな子が応援に来るというので張り切って参加したそうです。打席に入って思い切りバットを振ったら外野をオーバーした当たりだったそうです、走り出すと様子が変なのです。ベンチからもいわれて気が付くと1塁ではなく3塁に走ったとのこと、その人は顔が赤く成って恥ずかしいやらだったそうです。仕事が美容院で鏡から野球を見ていたのが原因だったそうです。聞いて思わず僕は笑ってしまいました。
 僕の父親も子供の時に、アウトになりそうになるとわざと3塁に走ってルールを変えたという話を聞いたことがあります。

(2002年6月1日)



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