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反則打球のときの盗塁刺[投稿から]


反則打球のときの盗塁刺 投稿者:岩間健一  投稿日:10月28日(火)11時27分15秒

 全軟連の競技者必携「質疑応答」を読んでいるときに疑問がわきました。
お教えください。
 6・00打者の項,【問19】です。一死一塁のとき,ヒット・エンド・ラン。打者は打者席から足を出して反則打球。ファウルチップとなり,捕手が二塁へ送球。判定はセーフ。このままでよいか
【答】反則打球で打者アウト。二死で走者を一塁に戻す。
 上記の回答はわかるのですが,もし捕手の二塁送球で一塁走者がアウトになった場合は,どう処置したらよいのでしょうか。
 このプレイを規則6・06(c)【原注】にあてはめますと,一塁走者アウトで,打者はストライクカウントを増やして試合再開という気がするのですが。それとも,セーフのときと同じように,アウトになった一塁走者を一塁に戻して二死一塁で試合再開なのでしょうか。よろしくご指導ください。



Re:反則打球のときの盗塁刺 投稿者:Tosho  投稿日:10月28日(火)12時53分22秒

 結論を先にいうと、打者アウト、二死で走者を一塁に戻すことになります。(競技者必携の意図するところをそのまま踏襲すれば)
理由は、以下の2点です。
 先ず、6.06(a)により打者はアウトになります。この場合、フェアー・ファウルに関係ありません。
 次いで、5.09(d)によりボールデッドとなるため、走者は元の占有塁に戻ることになります。
 しかしながら、次の疑念を残します。ファウルチップなので2.72(g)ではストライクです。これに6.06(a)を適用することの整合性(フェアーでもファウルでもないのですから)について疑問がありますので、本来は6.06(c)(打者の送球妨害)と考えると、岩間様のお考えのことにも合理性があると思います。切れ味の悪い回答で申し訳ございませんが.....



反則打球の件 ご教授ありがとうございます 投稿者:岩間健一  投稿日:10月29日(水)11時06分27秒

Tosho様,ご教授ありがとうございます。
 例え捕手の送球により一塁走者がアウトになっても反則打球を優先させて打者をアウト,走者を一塁に戻す。反則打球を宣告するのなら,確かにその処置で結構でしょう。でも何だか私はしっくり来ませんね。
 打者が反則したおかげで一塁走者は生き残ったというのは。捕手は打者の反則打球という守備妨害にもめげずに二塁へ送球して一塁走者を刺したのですから,6・06(c)の【原注】にあるように,妨害されながらも捕手はプレイをして,走者をアウトにできた場合は妨害はなかったものとする…とした方がすっきりするような気がしてなりません。二死走者一塁,四番打者を迎えて試合再開よりも,二死走者なし,三番打者,カウントツーストライクノーボールで試合再開の方が守備側にとっては有利でしょう。
 なんて色々考えていると,ひとつの手段が見つかりました。球審が反則打球を宣告しないで流れに任せてしまえばいいのです。そうすれば,一塁走者は盗塁刺のままで再開できます。まさか攻撃側は「打者は反則打球したから打者をアウトにして走者を一塁に戻してくれ」なんて抗議はしてこないでしょう。ずるいですかね…。でも流す根拠となる規則は存在するわけですから,ずるいともいわれないで済む気もします。
 野球規則は難しいですね。複雑だから。Tosho様,またよろしくお願いします。

【PS:岩間様】
 先のお返事の件、後半もご覧頂けましたでしょうか?
「岩間様のお考えにも合理性はあります。」との内容で書いたつもりですが...


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