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サタデーリーグ協力審判団・2人制審判講習会

5月12日(水) 10時〜16時(健保グランド)
講師・UDC代表理事 平林 岳氏


参加審判員の講習会感想文

 高橋 秀男審判員

 臼井会長より、UDC( http://www.umpire-dc.org/ 参照)の制度を利用して審判講習会をやりましょう。そして是非、平林さんに来ていただこうとの話が出たのは3月でした。
 会長は、本当に実行力のある方です。その企画をいとも簡単に実現しました。しかも本来講習会は、シーズンオフの時期にやるのですが、今回は水曜リーグのチームにご協力いただき、公式戦の実戦において出来たのです。

 そして現在、日本で野球審判の指導では、トップレベルの平林さんに教えていただけたのが幸運でした。

 よりよい位置に審判員が入ることから「正しいジャッジ」が生まれます。そのためには、どのような位置からスタートを切るか、効率のよい移動は、構えは、ジュスチャー、コール、パートナーとの意思疎通は、といった基本を教授されたのです。

 さらに審判技術の講習は勿論、平林さんの体験からパリーグ、アメリカベースボールの状況を教えていただいたのがとても印象的でした。

 私たち日本人は、重要な場面での打席や投球時に「大きなプレッシャー」を感じるのがほとんどと思います。それは、学童野球から大人の野球まで、ここで失敗したら「レギュラーをはずされる」、「監督からしかられる」などの体験を通じてマイナス思考が体に染み込でいるのではないでしょうか。その結果、プレッシャーに弱い体質となったようです。

 アメリカ人の場合、そのような状況ではワクワクと胸を躍らせる心情になるとのことです。小さいときから、人前で自分の意見をどうどうと述べる環境のせいでしょうか。もちろんシャイ(内気)な方もいらっしゃいますが。

 そういえば、草野球でも外人チームは、味方の空振りを「グッドスウィング」といって、決して「ボール球は振るな」、「ストライクを振ろう」などの声援はしていません。

 失敗を恐れずに、成功を予想するプラス思考は、スポーツの根幹だったのです。
 それを子供時代から、「・・・をしてはダメ」「・・・をすべきでない」といった指導者の教え方で「勝ちにこだわり過ぎる野球」「指導者の管理しやすい野球」に固まってしまったように感じます。

 審判員として、常に向上心を失わずに日々研鑽ですが、野球指導者、選手と一緒に正しいベースボールを普及させたいとさらに強く思った講習会でした。



 福林順周審判員

 一番感動したのは U D C 代表の平林さん自身に来ていただいた事です 又 講習についても最初の球審に対するホームベイスでのお話ひとつひとつ納得しなければ成らないお話わかり易く聞かせていただきました。
 例えばスロウボールの判定で私は打者とホームベイスを通過した時点で判定してしまっていました。 
 それと午前中の講義が時間のたつのが早く、塁審の講義までしていただけなかった事が心残りでした。

 午後からの「試合の中」でのアドバイス自分では良いと思ってプレイしていましたが間違いだらけでした。 これからも自分の反省も兼ねて、何回も講習していただき、審判技術の向上を目指したいと思います。 
 平林さんに、まだ若いと言われ「その気」に成っていますが、これからも健康に気を付けて頑張っていきたいとと思います。
 とりとめのないことを書きましたが 一に勉強 二に勉強 を学びました。有難う御座いました。



 境野興造審判員

 今回のような形式の、講習会は、以前一度経験しておりました、
基本をくり返し、勉強し直すのも大切ですが、現場での、man-to-manの指導には心を熱くする物がありました。
 少人数というluckyも在りました。一日の早かったこと。ただ選手の皆さんには、ご迷惑ではなかったかな?心配致しました。

 平林 岳氏は本当いい顔していました。やはりproの指導者です。何度でも、ご指導頂きたい気持ちです。
 教えて欲しかったこと、足の運び方(stepwork)空いてる腕の使い方(lead)位置取り(judgeposition)一つ一つ丁寧に、教えて頂きました。球審の役割、大事なことを、教えられました。

 strike&ballの見分け 是が、ほとんどの仕事だと、言うこと。心しなければ、いけない事は、決定的に打者とは、見る目が違う、と言うことです。ballの手離れからcatching 、捕手のミットに収まるまで、見極められると言う事、また、その心がけで、残像(球筋の軌跡)が頭に残り、replayする事が可能である等、難しい球は ここまでして判定する。要するに球の引き付けです。
 そして 普通の人だよ、選手から安心して貰える人だよ、と。
 平林岳 氏の人柄に触れさせて頂いた、一日でした。



 小川喜夫審判員

1、投球について
 投球に対するトラブル(ヒットバイピッチ・バッターボックスから出た反則打球)等を見る、投球が捕手のミットに収まるを確認する。これは打者と捕手の間から見るのが一番良い場所であることが分かりました。講習後の試合で実践しまして納得できました。
 選手諸君は、違和感を持つかもしれませんが、メジャーかぶれなどと思わないで理解してもらいたい。

2、判定について
 一人制審判では2盗のクロスプレイーの判定はプロでも難しい。アウト、セーフは野手、走者が一番理解している。また、審判員がいなければ、アウトと思ったら走者が納得してダッグアウトに戻るはずです。異議の申し出があるだろうが、走者、野手のフェアープレー精神に期待するしかありません。
 今シーズンはまだクロスプレイーに遭遇していませんが、サタデーリーグ選手諸君の「相手プレイヤーを尊重しつつ全力を尽くす」スポーツマンシップを発揮してもらいたい。

3、サタデーリーグの皆様へ
 ほかにも納得した審判の動き、ジャッジの指導もありました。リーグ役員、審判員が
ジム・エバンス講習会(東京・大阪)に参加し、審判技術向上に努力しています。
 他のリーグか「らうらやましがれるよう」なリーグになるように頑張りましょう。



 木村正紀審判員
 
 先日(5/12)平林インストラクターの指導の元審判講習会に参加させて頂きありがとう存じ上げます。

 臼井会長他、歴々の諸先輩の中、一抹の不安と期待を以って、実戦、質疑応答、反省会と長時間に渡り、大変勉強になりました。
 一言に野球は点取りゲームととらわれますが、その中にあって裁く側の審判の難しさ、意味深さ等改めて自身の未熟さを考えさせられました。

 ジャッジの正確さ、ルールの的確さ、プレーヤーとのトラブルのない信頼関係の大切さを今回講習会の中で改めて考えされられました。尚一層の反省と努力を重ねて行く所在です。
 審判とは「人間を扱うこと、喜怒哀楽のある人間を瞬間、瞬間に裁いていく楽しさと辛さ」と思っております。
 これをモットーに今後も健康を第一として頑張って行く所在ですのでよろしくお願います。

 最後に平林インストラクターのもと、講習会が又開催される機会を楽しみにしております。その節は又声をかけて下さい。失礼致しました。



 大阪・堤 審判員

 今回の2人制審判講習会で非常に勉強になったことは先ずPUで「良い目の使い方」が「良いコ‐ルのタイミング」に繋がる事を実感出来たこと。次に自分では際どい打球に対して反応を遅らせてからジャッジを下していたつもりであったが、現実は動き乍らジャッジをしていた事に対し大いに反省させられました。

「トラッキング」が大切です。先ず将に「ポーズ」「リード」そして「リアクト」を痛感しました。BUではフォ‐スプレイに際し、「目でベース」「音でボール」更に「目で球の確保」の大切さ、実践を通して痛感しました。又ランナーを背負った時は、投球と同時にランナーの動きを確認する「グランス・アット・ランナー」を意識することの大切さを実感しました。

 講師の平林さんの厳しさ中にも暖かみの籠もった寸評は適切明快で今後の審判活動に必ず活きるものと確信しました。ほぼマンツーマンに近い形で平林さんを独占して申し訳ない気持ちで一杯です。

 ほとんどが初めてお会いした人達でしたが、目的意識を持った人達と素晴らしいグランドで又素晴らしいチーム同志のゲームで審判が出来た事心より喜んでおります。平日リーグのチームの方達のマナーの良さにも感心しました。



 臼井淳一審判員

 少人数の「講習会」は、こんなに良いものかと改めて感じました。なにしろ講師の平林氏を「独り占め」にできたことです。また、今回は机上の講習ではなく、グランドでの質疑・応答でした。「疑問」に思っていたことがたくさん質問できました。どうしても机上の質問は「具体性」に欠けるのですが、グランド講習は、本当に分かりやすく、理解できました。

 また、なんといっても2試合も「2人制審判」の実践ができたことです。皆さん交代でそれぞれ「球審」「塁審」を行いました。これが最大の「成果」だと思います。
 それぞれ「球審」「塁審」を終えて、平林氏からの助言をいただきました。「本当に納得。納得。具体的。なるほど」と思うことばかりでした。

 7名の参加者なので「6名の方」の平林氏の助言も聞けるのです。それも、じっくり、時には「質問」もできました。また、どんな「つまらない」質問にも誠意をもって答えてくださる平林氏の「人柄」に改めて感じ入りました。

 また、「2人制審判」の楽しさ。「2人制審判」は審判の基本であることが、改めて理解することができました。もちろん実践はまだまだですが、今回の講習会で少し「自信」が湧いてきました。

 次回はサタデーリーグ協力審判員の皆様全員が参加できる「日曜日・講習会」を考えています。(たぶんオフシーズンになります)
 また、サタデーリーグ、水曜リーグの選手の皆様にも、UDCから来ていただき「野球のルール・選手がプレーする上で必要なマナー」教室も企画したいと思っています。

 平林氏のお話によりますと、来年も「ジム・エバンズ・のクリニック(講習会)」があるそうです。これにもぜひ私は参加いたします。

 最後に「ありがとうございました。お疲れさまです」と。講師の平林氏に何回も言わせていただきます。本当にありがとうございました。

(2004年6月1日)




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