捕手ブロックに関して
JB’S GM兼監督 杉浦 寿彦
この件は草野球走者としては切実な問題です。
私はホームベースが見え無い場合は、走りながら「ホームが見えない!」と怒鳴って、アピールしながらスライディングしています。
幸い私はスライディングが得意なので、多少のブロックはかわせるので良いですが、私どものチームでも走塁が下手な選手は、足を引っ掛けて転んだりしているので、いつも監督としてハラハラして見ています。
私の意見としては。草野球では高校野球と同じように、ボールを持たない捕手は完全にホームを空けるのがベストだと思います。是非そうして下さい。
それでも十分クロスプレーの醍醐味は味わえます。草野球においては、怪我をしない、怪我をさせない事がもっとも優先されて、もっとも大切な事だと思います。
補足:
丁度、今週(7/24号)「週間ベースボール」の93ページの「ベースボールゼミナール」で捕手ブロックに関するルールを元大洋の土井捕手が解説しています。来週号は水曜発売なので明日か明後日なら売店で買えると思います。参考までに。
参考資料
オブストラクション(走塁妨害) ─本塁付近での守備位置─
http://www.terra.dti.ne.jp/~j-usui/mbua/gotagota/data/gotagota4-008.html
本塁でのプレー
高橋 秀男
昨7月19日、西武ライオンズの伊東監督が退場させられた原因のプレーは、毎度のこと「本塁での捕手のブロック」でした。
そのプレーについては、各スポーツ紙や、ラジオ、TVでのスポーツ番組で、あたかも捕手のブロックが当たり前のような解説がなされています。
しかし待って下さい、走塁のタイミングはセーフだったとの声もあります。
では、何故ランナーがアウトになったのでしょうか?
この場合走者は、タッチアップをしている3塁から最短距離でホームへ向かいます。それでベースに届かないとは、明らかに捕手が走路を塞いで、妨害しているからです。ホームを全く塞いでしまっては、どうやってホームプレート(和訳ではホームベース)を踏む又は触れたら良いのでしょうか?
「ナイスブロック!!」などの声が当たり前になっている現状では、走者側からそこに捕手が位置してれば、「本塁を踏めない」また、「激突して大怪我になる」との声は消されてしまい。
私見ですが昨日プレーでは、勇気を持って球審が「セーフ!」と判定してほしかったです。
そこで、守備側から「捕手が走者の足をブロックした」と抗議があれば、毅然と「それは走塁妨害にあたるからだ」と対応するのがプロの審判員と思いますが如何でしょうか?
高校野球では、昨今「本塁上でのブロックに対して厳しい判定を下すよう」にと、本部から通達を各支部通じて学校、審判部へ届けられています。
またそれに習って「リトルシニア」でも厳しくオブストラクション(走塁妨害)の判定が下されています。
徐々にですが、高校野球を先頭に改善の波が起きています。
今こそ、プロ野球が勇気をもって判定できる環境を作ってほしいものですが,勿論私自身、出来るところから、行動することを宣言します。
捕手のブロック・資料 :首都圏野球審判協会
捕手のブロックは合法ですか?
http://www.age.ne.jp/x/vetline/forum/catcher/catcher.cgi?log=&v=675&e=msg&lp=675&st=0
捕手のブロック改正へ
http://www.med.osaka-u.ac.jp/~pedsurg/www/sinban3.html
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