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講習会で学んだこと・自分の課題 その2


一木審判員

 2/13に行われた、首都圏野球審判協会の講習会に参加してまいりました。
 午前中はグラウンド状態不良の為、会議室にて講師のUDC 平林岳・井上公裕 両インストラクターによる座学。今年度のルール改正、2人制審判のフォーメーション等をわかりやすく教えていただきました。

 以前も書きましたが、現役マイナーリーグ審判員の講義ですから説得力が違います。ここぞとばかりに、普段疑問に感じていることをぶつけさせていただきました。

 午後はグラウンドの使用許可も降り、実戦形式のキャンプゲームで2人制の動きを確認しました。

 事前に内野にボールが飛んだ際の動きを教えていただいたのですが、『いざ実戦』となると、ワーキングエリアへの入りが不十分であったり、しっかりとボールに対して正対できていなかったり…と、基本的なことが出来ていないことを実感いたしました。


講習会

 また、当日こんなプレーがありました。
 ノーアウトランナー1塁の場面(自分は塁審)、ショートへのライナーを野手がダイビングキャッチしました。ランナーは飛び出していたのでダブルプレーのケースです。
 1塁での判定を焦った自分はショートが捕球したことを示す『ザッツ・ア・キャッチ』のコールを怠り、小さなシグナルのみで済ませてしまいました。

 そのため、プレー終了後にパートナーの球審から『キャッチ・ノーキャッチがわからなかった』との指摘を受けました。
 この場面で、内野ゴロによるダブルプレーは想像していましたが、ランナーでの飛び出しによるダブルプレーまで想定していなかった為に慌ててしまった自分のミスでした。

 後程詳しく書きますが、ジム・エバンス氏の教えである『審判の敵は驚くことである』『その場面で起こりうるプレーを予測する。但し、結果は予測してはいけない。』という2つの項目を体感した瞬間でした。

 そして、これもジム氏の教えである『同じ間違いを繰り返さない。間違いは起こるもの。重要なのは、そこから学ぶことである』という言葉を胸に、今後の審判員としての活動に尽力していきたいと考えています。

 最後になりましたが、お忙しい中快く講師役を引き受けてくださったUDC 平林岳・井上公裕 両インストラクター、講習会を主催してくださった臼井会長、協力してくださった選手の皆様、そして、講師依頼・グラウンド調整・ 備品の準備・タイムスケジュールの管理等、今回の講習会開催に尽力してくださった小川喜夫審判員に心から感謝したいと思います。
 本当にありがとうございました。


木村審判員

 第1に学んだことについて、基本となる二人制のフォ−メションの大切さ再認識させられました、特に距離間、角度、位置を取る事、これにつきると思われます。これらを心がけて行きたいと思います。


講習会

 自身の課題については、強い言葉の表現力、瞬時における動作の欠乏が感じられるので、日常のトレ−ニングを重ねて行きたいと思います。
いずれにしても2人制審判は奥が深いので1に勉強、2にトレーニングを重ねて、プレ−ヤに信頼されるように頑張る所存です。



(2008年3月15日)


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