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「ドリル、ドリル、ドリル」に参加して


U・K審判員


 2月23日(土)、24日(日)の2日間、UDC主催の東京クリニック「ドリル、ドリル、ドリル」に参加してきました。

 首都圏野球審判協会にお世話になって早6年目を迎えました。UDC主催のクリニックには、ここ数年、年末に開催される2人制クリニックと、シーズン前に行われる2日間クリニックに参加しています。

 幸い実技は室内練習場で行われたため、室外は寒いですが、室内は動きやすい温度でした。両日とも40人ぐらいの参加者がいました。



 クリニックの内容は
第1日目
午前
・審判用具の付け方、ユニホームの着用
・午後のドリルの内容と解説
・UDCルールテスト
午後
・MLBストレッチ
・ゴー・ストップ・コール(アウト、セーフコール)
・ドリル(ホームベース周辺でのプレー、ボーク、ランダウンプレーの味方、1塁でのプレーにおけるジェスチャー等)
夕方
・UDCルールの解説

第2日目
午前
・2013年野球規則改正解説
・DVDを使ったルール講座
・MLBストレッチ
・ストライクボールのコール
・ドリル(外野フライを追う際の走り方とポイント、ワイルドピッチ、キャッチャーフライの追い方、2,3塁での盗塁の見方、キャンプゲーム)

 簡単に感想を述べます。

 不覚にも第1日目午前中から居眠りをしてしまい(花粉症の薬とその週の勤務が激務だったため)、審判用具の説明が曖昧です。覚えていることは、良い道具を持っていても、ちゃんと装着していないと意味がないことです。怪我をする原因にもなります。

 ルールテストは、「あれ?」と思う事も多々ありました。特に用語の定義です。丁寧に解説もして頂きましたので、間違った問題は2度と間違えないと思います(本当かな?)。規則書は時間があるときには何回でも読むようにしたいと思います。ちなみに50問50点満点で、平均35.7点でした。

 ボークは、正しい投球姿勢を見極めることです。そして勇気を持ってコールすることです。

 ホーム周辺のプレーは落ち着いてプレーを見る事です。自分は投球と打球ばかり見ていたので、打者が片足をバッターボックスから完全に出てバントした事を見ることができませんでした。

 フォースプレー、タグプレーは捕球確認をしっかり行うこと。
 ストライクボールのコールをするときは、捕手のミットを見ながらコールすること。

 以前にも教わりましたが、キャッチャーフライは打球を見ず、キャッチャーの動きを見ながら、キャッチャーとの距離をある程度保つこと、そして捕球確認をしっかり行うこと。パスボールでも一緒です。ボールばかり追いかけているとキャッチャーと交錯したり、キャッチャーの面が飛んできて怪我をする危険があります。自分はまだまだこれが出来ていません。

 外野の打球は、ゴー・アウトしたらしっかり止まって「キャッチ・ノーキャッチ」を見ること。これは他のプレーでも同じですが、判定は必ず止まって見る。動きながら見極めないことです。どうしても止まるのが遅くなってしまって捕球と同時に止まる感じでした。

 DVDを使ったルール説明も、言葉で説明されるより、実際のプレーを見ながら説明して頂けると納得できます。まさに「百聞は一見に如かず」です。

 この2日間のクリニックで感じたことは、基本は凄く大事だと思いました。どうしても慣れてくると横着になりがちですが、審判としての役割を再認識して、まだまだスキルを磨かなくてはいけないと感じました。

 最後に、毎回UDCのインストラクターは参加者のために色々と企画します。また熱心に指導して頂けるので、非常に勉強になります。今回のクリニックで教わったことを有効活用したいと思います。

 これからも選手から信頼される審判員を目指して頑張りたいと思います。


(2013/3/1)


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