U・T審判員
2月22日(土)、23日(日)の2日間、UDC主催の「JimEvansアンパイアクリニック2014」に参加してきました。
首都圏野球審判協会にお世話になってから、東京で開催されるUDC主催のクリニックには、ここ数年毎年のように参加しています。JimEvansアンパイアクリニックも3回目の参加となりました。
両日とも90名人ぐらいの参加者がいました。
簡単にクリニックの内容を説明しますと
<第1日目>
午前(室内)
●ジム・エバンス氏による座学
(主にスロットスタンス、球審のコールの仕方、ボールデットの処置等)
午後(室内練習場)
●午前中の復習(本塁周辺でのプレー)
●1塁でのプレーにおける見方、ジェスチャー等
<第2日目>
午前(室内)
●2014年野球規則改正解説
●ジム・エバンス氏による座学
午後(室内練習場)
●MLBストレッチ
●ストライク、ボールのコール(ハーフスイングのリクエスト及びサプライズプレー対処等)
●2人制塁審のダブルプレーのステップ
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この2日間のクリニックは、主に審判としての基本動作中心でしたが、改めて基本に戻って動いてみると、基本が出来ていない事が多々ありました。
特に塁審でのダブルプレーのステップです。以前にも2人制クリニックに参加してステップの動きを覚えたつもりでいました。注意すべきことは、1塁の判定を正確に見るために、2塁の判定を見た後に1塁へ寄るステップを正しい方向へ踏み出さないと見づらい判定位置になってしまうことです。
バタバタと動くより、ビシッとリズムよく動けると信頼性が増します。UDCインストラクターによるデモストレーションでは「さすが!!」と思わせるステップでした。
ストライク・ボールのコールはキャッチャーのミットを見ながらコールすること、フォース・タッグプレーもグローブ(もしくは利き手)を見て、しっかりとボールが捕球されているか見極めてからコールすることです。慌ててコールするより、間を大切にしてコールすることです。あまりゆっくり過ぎても考えながら判定していると誤解されます。
1塁でのフォースプレイは、見る角度と距離が大事です。
今回、セカンドゴロの見方、ホームベース周辺からの送球の見方は参考になりました。ホームベース周辺からの送球は、一塁手の捕球と足がベースに付いているか確認できる角度を取ることです。また1塁がセーフであれば、次のプレーに備え、ピポットターンに入ることです。1つのプレー(判定)が終わったからと気を抜かないことです。
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選手が普通やらない動作や、規則上問題ない動きを咄嗟にやられた時、審判はそれにどう対応すべきかが肝心です。他の参加者がジム・エバンスやUDCインストラクターに弄られているのを笑って見ていましたが、実際グランドで自分が審判を行っている時に同じ事が起きたら、説明された通りに対処できるか不安です。
2日間のクリニックは、あっという間に終わってしまいましたが、ジム・エバンスやUDCインストラクターが「基本を理解し、そのことを反復練習し継続してトレーニングすることが大切である」と最後に挨拶していました。
今まで学んだこと、そして今回のクリニックで学んだことをグランドで発揮できるよう初心を忘れず、これからも選手から信頼される審判員を目指して頑張りたいと思います。 |