審判員の 背中 背中画像
□□ 臼井淳一審判員 □□


【18】 こんな球界に誰がした
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 近くの自動車修理工場の奥様が自宅に「ナス」をもって来てくれました。「野球のストの話」になり、「野球はよく分からないが、サッカーはJリーグができる前からのファン」。
 なんと、なんと30歳代のころは息子さんのサッカーの応援。今では小3のお孫さんの応援と「熱烈なサッカーファン」です。

 この奥様は、私とあまりお年は変わりません。本当に「先見性」があるというか…。今の野球界を考えた場合にこれからは「サッカーの時代」だとつくづく考えさせられました。

 10数年前、息子の高校野球部・合宿所へ父兄会で「激例」に行った時、偶然に選手全員の輪の中に入りました。あまりにも身体の大きい選手がいるのに圧倒されてしまいました。息子の180センチなんて普通でございました。

 最近の高校野球は「小粒」になったといいます。それは運動能力の高い生徒は「サッカー」や他のスポーツクラブに行ってしまうそうです。また、相撲取りも単に横に大きいだけで、見上げる力士が最近は少なくなりました。電車の中でも「相撲取り」ぐらいの男女をよく見かけます。

 観戦するいろいろな「プロスポーツ」を多くなってきている現在は、「ファン」を大切にする「プロスポーツ」しか生き残れないと思います。

 それにしましても「日本のプロ野球界」はひどすぎます。残念ながら「救いよう」がありません。「選手とテーブルで話し合おう」これすら拒否するのです。大昔の「お代官様とお百姓」の感覚なのです。ここで「百姓一揆」を起こして、堅物の「代官の頭」を叩き割ってほしいくらいです。

 こういう状態までほってっておいたのは、私たち草野球に携わる者にも責任があると思います。私は、私の責任で「大声」で叫びます。

「読売新聞をやめろ!! 巨人戦を見に行くな!! それ以外の試合を見に行こう!!」

 渡辺恒雄氏は、巨人が大好きなだけの人。いやいや「日本の野球を文化」と考えていない。恐るべき「仕事人」です。

 最後の手段は「サッカーを見に行こう!! 二度とプロ野球をお金は払ってみないぞ!! 招待・お土産つきなら見に行くぞ!!」 こうなったら野球はおしまいです。

 お願いします。お願いします「眼を覚ましてください」。貴方がた老オーナー・老コミショナーは球界から去ってください。解決はこれしかありません。

 最後にもう一声「日本の野球文化を絶対に守るぞ!!」。


(2004年9月15日)


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