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(22) 制限時間との戦い
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先日、14時〜16時の時間帯の一人審判を行ないました。この時期は16時からの時間帯の貸し出しがなく、16時ギリギリまで試合が出来ます。まだまだ空は明るいです。普通なら10分前に終了して次のチームに明け渡すのですがその必要がありません。 この10分がとても審判に余裕がもてます。選手の皆様もギリギリまでできますので、試合前のアップにも時間をかけることが出来ます。なんとなく雰囲気がホットな気分になり試合に臨むことができます。 整列の挨拶も いよいよブレーです。普段ならば7球の投球練習ですが8球にします。イニングの間の投球も4球にします。たった1球のことですが、投手も打者も落ち着いてプレーが出来るようです。もちろん審判員もリラックスしてジャッジが出来ます。 特に次の試合がないということは時間を気にせず、ゲームに集中できます。「同点になったら延長戦をすればいいのだ」と、チームも審判も思っています。 「集中力・リラックス」が試合内容にも反映されます。 時間という「プレッシャー」はわれわれ草野球人にとっては、目に見えない「永遠の敵」であります。せっかく7回の表に逆転したのに「時間ですよ」で終わるのは、「残念」ということでは片付かない思いが残ってしまいます。 あるネット大会で7回の表に逆転をしまして10−5になりました。残りの時間はまだ30分もあります。さらに攻撃をして16−5になりました。ここで「時間ですよ」になりました。残念ながら6回のスコアーに戻り5−4の負けになりました。 時間を無視して攻撃を続けていますと、思わぬ「落とし穴」に落ち込んでしまいます。やはりネット大会のルールをきちんと読んでおくことが必要なのです。 軟連の公式大会なども時間は無制限ではありません。80分、90分を過ぎたら新しいイニングに入らないと明記している大会もあります。 我々の草野球も90分で決着をつけることを考えて試合に挑む必要があります。一巡するまで投手のボールを見ていくなどという悠長な作戦では、あっという間に打たれて「先攻逃げ切り」の結果になってしまいます。 草野球の必勝法は「学生野球・プロ野球」の真似をしないことです。しいて言わせていただければアメリカ・メジャー野球の真似をすることです。 「野球は打つゲームである。ボールは見るものではない打つものだ」 制限時間との戦いは意外と簡単に解決する道筋は見つかるのではないでしょうか。 |
(2007年4月1日) |