■6 世界柔道の「原点回帰」で「本家日本の柔道」は?
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9月9〜13日、「世界柔道選手権」が東京の国立代々木競技場で開かれる。 いずれも日本人同士の決勝だったが、61年の第3回パリ大会ではオランダのヘーシンクが前回優勝の曽根を袈裟固めで破り優勝。そして64年、柔道が初の正式競技となった東京五輪大会でも、無差別級でヘーシンクが神永を袈裟固めに下し、日本中が「お家芸の危機」と騒いだのだった。 これまで「一本」「技あり」「有効」「効果」と細かく分かれていた技に対する評価から「効果」がなくなり、犯則行為に対して審判の与える警告も「注意」「指導」とあったうち「指導」がなくなった。 さて「JUDO」は「柔道」の本来の姿を取り戻せるか? |
(「損保のなかま」2010年9月1日付より)
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