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							 ■25 東京五輪招致のチャンスだが… 
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以前にも書いたが、私は東京都のオリンピック招致に賛成だ。2020年東京五輪開催を弾みにして、スポーツ庁新設や日本のスポーツ界再編、スポーツによる東北の被災地復興が成し遂げられ、最近元気のない日本に、明るさを取り戻したいと考えている。 そんな折、ローマが五輪招致の断念を発表した。理由はイタリアの深刻な財政危機。ユーロ危機を招いたギリシャの財政破綻は、04年のアテネ五輪開催で、1兆円以上支出したことが引き金になったともいわれている。   東京の場合、16年の招致を目指したとき以来の五輪開催基金の積み立てが4千億円以上あり、それにプラスして民間から同程度の金額を調達する予定で、国や都の財政に悪影響を与えないという。   ローマの招致断念で東京は有利になり、ライバルは経済成長著しいトルコのイスタンブールだけ、と喜ぶ声もある。 (スポーツライター・音楽評論家。国士舘大学体育学部大学院非常勤講師。著書多数)  | 
				
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						 (「損保のなかま」2012年4月1日付より) 
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