作・臼井 淳一

  [ 2 ] あぁ、会長でよかった
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 2月2日にサタデーリーグ(野球)の総会(年一度)が60余名の参加者で行われました。わたしは会長とし7年間かかわっておりますが、今年の総会ほど、わたしがこのリーグに7年間もかかわってきてよかったと思ったことはありません。同時に、こういう場所にいられる自分が「しあわせ」だとつくづく感じました。

 親子ほど年の違う選手と「かんかんがくがく」と意見のやり取りをするのです。実はこの「こだわり」がとても新鮮に感じ、刺激になるのです。そして「感受性」が豊かになるのです。


 先日、ある女性から「会長のページを読ませていただき、臼井さんって何者?とても興味ある?」というメールをいただきました。

 まぁ、「普通のおじさん」です。
 一言付け加えさせていただきますと。
 ひとつ年上で、同郷(神奈川県)の小泉首相よりは「心の温かい、おじさん」だと思います。

 彼もわたしと似たところがあります。それは「格好」をつけることです。

 ひらたくいわせていただきますと「お前等と俺はちがうのだ」ということがぷんぷんと臭うことです。ときどき彼のしゃべりを聞いていて「あぁ。わたしにそっくり。恥ずかしい。穴があったらはいりたい」と思うことがたびたびあります。

 わたしと彼と違うところは、わたしは「横浜・生麦のシティーボーイ」。彼は「神奈川・横須賀の湘南ボーイ」。まぁ、こんなところでしょう。

 さて。わたしのその後の「営業マン活動」ですが、これが汚い話で、営業に移籍して2ヵ月間で「神経性下痢」で5キロもやせてしまいました。
「歓迎会」のビールの味は苦いだけでした。

 対人関係は「野球の審判」で慣れていると思ったのですが、このデリケートというか、感性豊かな全身には「拒絶反応」が大変に大きかったようです。

 それでも慣れていくにしたがい「お前等と俺はちがうのだ」という自我が出てまいりました。
 3ヵ月後には体重が移籍時より3キロも増え、ビールのおいしいこと。改めて毎日のように「歓迎会」をやりました。

 今、しみじみと思っていることが二つあります。それは
「あぁ。よい時期に定年になり…お酒もおいしい…」。
「あぁ。首相にならなくて…。会長でよかった。あぁ、よかった」。

「あぁ。俺も恥ずかしいよ。穴があったら入りたいよ」…(田中 覚醒?)

(2003年2月15日)


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