作・臼井 淳一

  [11]ありがとう すてきな言葉 ありがとう
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「父の日」に息子の嫁さんからプレゼントをいただきました。
「父さんは、毎日が父の日だから…気を遣わなくていいよ…」なぁーんて照れてしまいました。

 想いだしてみますと、わたしはプレゼントというものは、数えるほどしかいただいておりません。
 一番印象に残っているのは、20年数前、少年野球のコーチをやっていたころ、4年生の「お別れ会」でお母さん方から「花束」をいただいたことです。

 わたしも子どもたちに「詩」を贈りました。


 2年生の秋〜4年生の秋まで(18人に贈る言葉)
             
わたしはお前たちが好きです

もう増木と赤坂の顔は区別ができる
ヤスとヒデもまちがわない

臼井研が打たれると顔が半分泣きだし
太田は打たれるとホッペがリンゴのようになる

達也がおこると体がプリンプリン
佐藤と指田はまだ目がはなせない

「オイ!コーチ」という今野
にくらしいほど頭がいい大橋

足が速く絵も上手な市ノ瀬
頭が大きくヘルメットが合わない鈴木

大会が始まるとなぜか病気になる松坂
「ハイ!ハイ!」と返事がいい栗原
「オーイみんなちゃんとやれよ」とはげます キャプテン山田
やればできるという「手本」を見せた大久保

伊田!練習にこいよ みんなが気にしているよ

わたしはお前たちが好きです

だけどもっともっと お前たちが大好きな人がいます
それは お母さん お父さんです

だから お前たちは うーんと あまえなさい

妹や弟がいても 姉さんや兄さんがいても
お母さん お父さんに うーんと あまえなさい

だけど世界中には お母さん お父さんがいない子どもも
「いるのだ」…‥ということを わすれずにな!

            (昭和57年10月30日・うすいじゅんいち)

 (現在皆さんは、「いいパパ」になっているのかなぁー)


 父の日のプレゼントはこんな「詩」を想いださせてくれました。
 ありがとう プレゼント!

 「ありがとう すてきな言葉 ありがとう」…(日本語を守る会)

(2003年7月1日)


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