(9)閻魔大王様もガックリ
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 11月も中旬が過ぎたのに紅葉がこんなにもきれいだとは思いませんでした。全く当てにしていないことが飛び込んできますと嬉しくなります。



両神村・国民休養地の付近


 今回は秩父路をじっくり観て回りました。とは申し上げても一泊2日ではほんの少ししか回れません。

 平日の月曜日から火曜日にかけて行きましたが、意外にどこに行っても人がいました。特にお昼時は食事処など満員になります。それもほとんどが定年を過ぎた人たちです。

 わたしも定年を過ぎて3年になりますが、1年目はどこの観光地へ行ってもガラガラでした。おそらくあと2、3年も経ちますと平日の観光地は栄えると思います。団塊の世代は観光地にとって魅力ある商魂の世代ではないでしょうか。

 同世代の人たちとの会話も楽しいです。挨拶から始まり、いろいろ情報を交換することが出来ます。何しろ会話に無駄がなく、すいすい進みます。お互いに過去など知りたくないのです。そういえばこんな詩がありましたね

 貴方の過去など 知りたくないの♪♪
 済んでしまったことは もういいわ
 あなたの愛が 嘘ならば ただそれだけで 悔しいの
 あ、憎んでいるから 知りたくないの
 例えこの私が 聞いても云わないでね♪♪

 わたしの「疑作詞」の方が現実味ありませんか。夫婦の「愛」なんてこんなものではないでしょうか。

 秩父路の話に戻りましょう。記念館や保存館を観る計画でしたが、火曜日がほとんど定休日でガックリしました。これは全国的にもそのようです。その中でもしっかり穴場は見つけてきました。

 寄居町・名水の里「風布・ふうっぷ」です。その中に「風布館」という落ち着いた素朴なたたずまいの食事処がありました。ここで美味しい手打ちそばは久しぶりにいただきました。水良し、風景良し、値段良し、すべて良しです。もちろん名水百選に選ばれている「日本の水」も60リットル汲んできました。




寄居町・「風布館」名水の里のせせらぎ


 お蕎麦があまりに美味しいので思わず舌を噛んでしまいました。最近、老化現象なのか、やたらと舌を噛みます。わたしの前歯は鋭いので血がにじむほど舌を痛くします。

 こどもの頃、「嘘をつくとエンマさまに舌を抜かれる」と言われました。その意味が年を重ねて分かってきました。

 わたしも「あの世」に行ったとすれば、たくさん嘘をついたので、閻魔大王に舌を抜かれるでしょう。そうなのです髪の毛がすくないから「舌」なのです。これは大発見です。

 わたしと同世代の前・小泉首相は「舌」と「髪の毛」を抜かれるでしょう。なにしろこの人は「ぶっ潰す、改革」といいながら見事に国民をだまし続けて辞めていきました。そのつけが今になってわたし達の生活にどっしり重くのしかかっています。

 閻魔大王は「公明正大」な神様です。わたしは現世で嘘をつきましたから舌は覚悟しています。小泉首相は舌だけでなく髪の毛も抜かれるでしょう。閻魔大王様、その時の「立会人」にはぜひわたしを推薦してください。お願い申し上げます。

 貴方の過去など 知りたくないの♪♪
 例えこの私が 聞いても云わないでね♪♪

「お父さん、お父さん、なに寝ぼけているのですか。早く起きて野球の審判にいきなさい」。

 うーん。閻魔大王様にお会いするのはまだまだ時間がかかるのかなぁー。

「アカンベー」だ。


(2006年12月1日)


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