ちょうど４年前になりますが、仕事の関係で議員さんとのお付き合いがありました。残念ながら４年前は多くの知り合いの議員さんが落選してしまいました。

　わたしは４年前には仕事半ばにして、１月に定年になりました。幸い落選しました議員さんや関係者とお会いすることもなくホッとしました。

　今回の選挙では４年前に落選した人が立候補していますので気になっておりました。幸いほとんどの人たちが返り咲きましたのでホッとしています。

　過去の事、仕事がらみとはいえ人情が通じてしまいます。今回の選挙で４年前に落選した人の当選はとても嬉しいです。

　議員と呼ばれる人は、町議会議員から国会議員までいます。議員であるうちは「先生」などと呼ばれていますが、落選しますと「タダの人」になってしまいます。
　先生から○○さんになってしまいます。決して「元議員さん」とか「タダの人」とは呼びません。

　肩書きと言うものは面白いもので、会社で部長と呼ばれていても、定年になりますと「タダのおっさん」になってしまいます。本人はその自覚が中々なく、地域の中に溶け込むことが出来ない人を多く見受けられます。

　会社のOＢ会などでわたしのことを「君付」で呼ぶので、言ってやりました。
「貴方とわたしは会社では上司と部下の関係でしたが、定年になりましたので君付けで呼ぶのは止めてください」。

　まぁ。このくらい言っておかないと本人のためになりません。いつまでも過去の役職を引きずっていてはいけないのです。

　それに比べますと「元議員」で4年後には「先生」になる人は偉いと思います。4年間コツコツと地域住民のために働いていたから当選できたと思います。

　これを書いている最中に、こんな「件名」の迷惑メールが来ました【[MEIWAKU]小泉潤一郎です】総理大臣を辞めても出会い系サイトの「件名」には利用価値があるのでしょうかとても疑問に思います。いやこのくらいしか利用価値がなかった人かも知れませんね。

　このたびの地方選挙で当選しても「先生」は４年間しか出来ません。地域住民のために働いても４年後の選挙で当選できる保証はありません。その反面、議会では居眠りばかりして、何もやらず「私利私欲」に走る議員がなぜか当選するのかは不思議です。

　昔、昔、住んでいました町で、役所の職員の名字（みょうじ）がすべて特定の名字であることに疑問を感じました。何のことはない「縁故関係」で職員に採用されているのです。役所の幹部から市長、議員まですべてつながりがあったのです。

　この町の地元議員は年金がもらえる三期・12年で交代です。３期までは議会で何もしなく、「居眠り」していてもいいという話を聞きました。さすがに今ではそうしたことはできなくなっています。

　議会が「なれ合い集団」になりますと、住民のために機能しなくなります。汚職・談合も発覚することなく「すいすい」できると思います。

　わたし達は、住んでいます地域の議会と、何らかの形で係わり合いを持つことが大切です。直接に議会を動かすことはできなくても、「監視の眼」ということでは重要な役割を果たすのではないかと思われます。

　さぁ。これからの４年間「公約」は実行しなくても結構です。そんなに期待しておりません。それよりもわたし達の意見に「聞く耳」を持つかどうか、楽しく監視しようではありませんか。