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夕方50円切手かどうしても必要になりました。近所の商店街に切手を売っているお店はないかと探し回りましたがありませんでした。
商店街の中をぶらぶら歩いていると「プーン」と焼き鳥のいい匂いがしてきましたので、思わず10本買ってしまいました。 そのお店で何気なく「どこかに切手が置いてあるお店はないでしょうか」と聞いてみました。 「ないけど。家にある切手わけてあげるわ。そう50円切手1枚ね。お父さん50切手お客さんに分けてあげて。なに、10円切手しかないの。何でもいいから5枚もってきて」 焼き鳥を売っているのか、切手を売っているのか分からなくなってきました。この焼き鳥や屋さんは結構繁盛しておりまして、時々行列ができるのです。 スーパーなどでは品物の質問をしても、きちんとした答えが返ってきません。先日も調理の方法を聞いたら「いろいろありますからよく説明書を読んでください」こんな答えしか返ってきません。 わたしも商人の家で育ちましたから、忙しい時間帯に商売以外のことに「気を取られる」のはとてもいやなのです。それをむげに断らないで対応できるのは、個人商店の強みであります。小回りが利くということです。 お客さんが困っていることにお役に立つ、これが個人商店の「強み・魅力」ではないでしょうか。 ついでに並びの酒屋さんに行きまして。 このお店は、全国の銘酒が置いてある結構流行っているお店なのです。また、こちらの注文に答えてくれるのです。先日もこんな注文をしました。 スーパーやディスカウントは、確かに品物も豊富で値段も安いものがあります。だが個々人の要望は満たされないことがあります。ついつい大量に買って、安いから我慢して食べたり、飲んだりしてしまいます。 もうこれからはスーパーやディスカウントの時代ではないと思います。街の商店街の活気づく時代が来るのではないでしょうか。 |
(2005年4月1日) |