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[14]芽奈の誕生

 桜の蕾が一気に満開になりました「4月7日」にお前が生まれました。お父さんは男の子が欲しかったみたいですが、こればかりは仕方がありません。私にとっては二人目の可愛い孫です。

 そんなことよりお前が、この作文を見たとき「お姉さんの生まれた時は、あんなにおじいちゃんは興奮していたのに、私の時は…」
http://www.terra.dti.ne.jp/~j-usui/saturday/usui/teinen/teinen_14.html
 などと思われないようにしっかり書いておこう。

 今、お前のお姉さんが、わたしのパソコンの後ろのソファーで昼寝をしているよ。昨日は生まれて4時間しか経ってないお前と面会して、お姉さんはこんなこと言っていたよ。

「赤ちゃん。泣かしちゃダメよ」と言いながら、病院の帰りの道で急に泣いてしまいました。お母さんと離れた悲しさと、病院の緊張した雰囲気に泣きたくなったのかな。

 わたしはお姉さんを抱きしめながら。
「そうだ。わたしにも次々と弟が生まれたから、やはり悲しくなって泣いたのかな」。そんな遠い昔のことを思い出すと、お前たち二人がとても愛おしく感じられました。

 あぁ、お姉さんが起きだした。泣き出しそうな顔をしている。つづきは書けそうにもない。


「4月7日」は午前中曇りで、風がピュー、ピュー音を立て吹いていました。お前が生まれる午後からは風がピタリと止み。太陽が光り輝きました。

 お前のお父さんと伯母さんが生まれたときも、そしてお姉さんが生まれた時も、太陽が光り輝きました。今日の太陽もしっかりとまぶたにわたしは焼き付けました。

 わたしは今、62歳です。何とかあと10年は元気で生きられる「自信」があります。お前に何をしてやれるか、今、胸がわくわくしています。

 お母さんと、おばあちゃんが「おじいちゃんに似ている」と言っていました。それなら「凄い美人」になるよ。(笑い)

 名前は臼井芽奈(めいな)です。そうです。「となりのトトロ」のあのおてんばのメイちゃんのように元気よく育って欲しいとお母さんが考えて命名してくれました。芽奈(めいな)ちゃんは、皆から「めいちゃん」と親しく呼ばれるでしょう。

 そうそう芽奈は生まれたときは2400グラムしかありませんでした。けれど4日目からは同じ日に生まれた赤ちゃんで一番元気な声で泣いたそうです。

 芽奈は4月7日生まれだから小学校入学のときには、芽奈より下の子がほとんどだね。みんなの面倒を見てくれる子に育ってほしいなあ。

 これを書き終わった日は、4月12日午前5時です。今日はおばあちゃんが用事で出かけるのです。2歳半になるお姉さんの一奈の面倒をわたしは一日見るのです。

 実は、わたしはやることがたくさんあって、毎日が楽しいのです。一奈に邪魔されないように早起きして「芽奈の誕生」をどうしても書き上げたかったのです。

 写真は少し遅れてここにのせるね。「お姉さんはのっていたのに」と芽奈に言われないように。


(2005年4月12日)


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