思うがまま…

臼井淳一
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(13)舌が「ひたひたと運動」するのだ

 運転中にガムを噛んでいましたら、舌を噛んでしまいました。


鯉のぼり

散歩コースには鯉のぼりが泳いでいました

 年齢とともに口の中の舌の「運動」が鈍くなってきました。
舌が「運動」するのかと聞かれますと、結構知らないうちに勝手に「運動」しているのです。若いうちは口の中の運動神経が良かったので舌を噛むことはめったにありませんでした。

 舌を噛んだ後は舌の先端がヒリヒリするのです。特に下の前歯に当たると「痛い」のです。大きな声を出すと歯に当たりこれまた物凄く痛いのです。

特にわたしは、子どもの頃から美味しい食べ物は食べられませんでしたので、歯だけが元気で鋭い歯なのです。

 そこで問題は「ヒリヒリする舌」を口の中のどこに収めるかです。これまた大変な神経を使います。上下に舌を収めても傷口が痛いのです。かといって「中ぶらりん」にしておくわけにはいきません。

 通常、舌がどこに収まっているのか分からなくなって来ました。また、舌という「物体」は本当に落ち着きがないことが改めて分かりました。

 ひとつ舌について分かったことがあります。それは年とともに少しずつですが「成長」を続けるのです。
身長は年とともに縮まり、髪の毛も薄くなります。なぜか舌だけが「成長」を続けるのです。

 今、お口の中が舌でいっぱいになる恐怖におびえています。

 よく「入れ歯だからうまくしゃべれない」といいます。それもありますが舌が大きくなっているのも原因ではないでしょうか。

 ラジオで永禄輔氏の話を聞いていますと、舌か回らず聞くに堪えられないことがあります。
まさしくあの顔の中にある舌が、大きくなりすぎているからです。これを「舌年齢」と命名いたします。

 もうひとつ考えられることは、年齢とともにも顔が小さくなります。なぜか舌は「成長」いたします。アカンベーをしますと舌と顔とが見分けがつかなくなるお年寄りを見かけます。

 わたしもいつの日かそうなると思うと、思わず舌を引っ込めって、冷や汗ではなく舌汗がジューと出てきます。

 これを読まれている皆様、今あなたの舌が、お口のどこにあるのか確認してください。わたしの舌は上に行ったり、下に行ったり、時には左右に動き、全く落ち着きがありません。

 あぁ、また舌の動きを気になります。舌を固定させるものが欲しくなりました。「筆入れ」ではなく「舌入れ」みたいなものをどなたか発明してください。せめて夜だけは「舌入れ」をかぶせてぐっすり眠れるのではないでしょうか。

 それにいたしましても舌の動きが気になります。

 今回は「舌たらず」なことを書いてしまいました。



(2009年5月1日)



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