|
東京新聞の3月16日 朝刊によりますと さらに同記事には 米国がかつて「S・B・Oコール」をしたことが事実ならば日米の野球史を見直さなければならないことになるでしょう。東京新聞の大スクープといっても過言ではありません。また、今までの諸説が覆されることになります。 米国から野球・ルールが伝わり、ルール変更があればそれに追随してきた日本が「ストラスク・ボール」のコールも同じようにしないわけがないのです。かねてから疑問に思っていたことがこの報道で少し解決しました。 それでは何時米国が「ボール先行」にしたのか、あらたな疑問が湧いてきました。そして「ボール先行」が日本に何故に伝わらなかったのかこれも大きな疑問です。 それでは思うかまま…大胆に推測してみましょう。 ここで英語と日本語をカタカナで分かりやすくコールしてみましょう。(英語は苦手で大嫌いな科目だったです) そこで米国審判は発音の悪いのに気がつき、観客にも分かりやすく「ワンボール・ツッゥストライク」と直したのではないでしょうか。また、米国の野球は働く者が「楽しむ野球」からはじまりました。「スリーボール」では次が打てなくなるので楽しみが奪われる危険性があるのです。 ところが日本の野球はエリート学生から始まり「なにがなんでも勝つ」「勝つためには手段を選ばず」とそもそも出発点が米国とは違っていました。そういう意味では「スリーボール」は大歓迎なのです。 「4球・ヒット」でも塁に出ると日本は同じ評価をします。が、米国のヒットは100万ドル、4球は4ドルの評価なのです。円に換算しますと百万円と4百円です?ですから米国は「打ちます・打ちます」になるのです。 それでは話を元に戻します。東京新聞のスクープが事実ならば、日本に素直に「ボール先行コール」が輸入されなかった理由をさらに大胆に推測してみましょう。 米国では1923年までは「ストライク先行」でやっていたと仮定します。 白球男児氏の「野球害毒論と野球統制令」を参考にいたしますと、 1923年〜1932年の10年間、又は1925年〜1935の10年間のどこかで米国が「ボール先行コール」変更したのではないかと推測されます。 さらに1937年に日中戦争が始まり、太平洋戦争が終わる1945年8月15日までの8年間は、日本では野球は敵国のスポーツとして不当な扱いをされたのです。 わたしは今回の「ボール先行コール」にどうしても引っかかるものがありました。やはり「戦争」が引っかかっていたのです。こうして過去の歴史をひも解いてみますと「平和」がいかに大切か分かります。 2010年「公認野球規則」の『はしがき』のほんの一部を紹介します。とても感動を与える文章です。 『プロ・アマが一体となって、また各団体が既存の枠を超えて、多くの人に愛される野球こそが、社会に向かって元気を発信し、沈滞した社会のムードを吹き飛ばし、社会に明るさと力強さを、そしてたくさんの感動を呼び起こさせるよう取り組んでいかねばならない』(2010年2月・日本野球規則委員会) (注・2010年公認野球規則は一般書店で取り寄せることができます) さぁ。明日からは「ワンボール・ツウストライク」と力強くやります。米国審判のように「ワンボール・ツッゥストライク」と歯切れの悪いコールはいたしません。 東北弁・茨城弁・九州弁でも歯切れよく「ワンボール・ツウストライク」でいきましょう。 いろいろあることないことを書きましたが、すべてを信用しないでください。できましたら1点ずつ検証してください。それもまた楽しいと思います。 |
(2010年4月1日) |
野球のカウント順変更、戸惑いそうなのは誰? (実施期間:2010年3月10日〜2010年3月19日) Yahoo! JAPAN(意識調査)の結果 審判 4306・25% 選手(攻撃側)1280・8% 選手(守備側)1157・7% 観客、視聴者6326・37% アナウンサー 3929・23% その他 464・3% |