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DVDは観るにはテレビが一番いいのですが、家族がいて集中できません。やはりパソコンで一人静かに観るのがいいです。また審判の合間に車の中でも観るようにしています。(画面が小さいですが) 先日もこんな投げ方をする投手を見ました。走者なしで両腕を広げたまま(だらりと下げたまま)腰を大きく振り投げるのです。一見、腕だけで投げているように見えますが、一瞬ですが両手を合わせるのです。 もちろん走者がいればボークなのですが、走者なしでも打者はタイミングがとりづらいのです。さて皆様の判定はいかに… こう書きますと読んだ人は投げ方をいろいろ想像いたします。写真や映像がありますと鮮明に分かります。 このDVDの特徴はボークの実例も多くありますが、何よりも正しい投球動作をジム・エバンス氏と選手が見本を示しています。 普通このような映像は「間違い探し」のように見てしまいますが、このDVDは後で解説が入り、さらに「ボーク・テスト特集」も25問ありますが、この解答も同じように分かりやすい解説が入ります。 とくに平林岳氏の分かりやすい解説は何度聞いても勉強になります。ジム・エバンス氏の解説は字幕を見ながらなので、平林岳氏の日本語の説明はとても分かりやすいです。 画面ではお二人が交互に解説しておりますので、これもまた「なるほど」と思う場面が何度もあります。 投球動作とボークには「注・日本アマチュア野球内規」の解説・字幕が入りますので日米の違いなどもわかります。 このDVDを観たあとにグランドに立ちますと、今まで何気なく投手を見ていましたが「投手が新鮮に見ます」。 先日もセットを外す時に、軸足から外さない投手がいましたので、質問してみますと「今まで注意されたことがない。今、始めて分かりました。ありがとうございます」との事でした。 また、セットの時に5回に一度ぐらいの割合で「2度静止」してしまう投手に「癖になっていますね。直した方がいいですよ」と言いましたら。次の回からピタリと直りました。 これは映像にもありますが、セットに入りボールがポロリと落とした場合はボークですね。但し、軸足が外されている場合はボークではないのです。これと全く同じ場面に先日遭遇しました。いかに審判は軸足をしっかり見ている必要があるか再認識されました。 右投手の軸足は?…・左投手の軸足は?…そんなことどちらでもよかったではすまされなくなりました。(笑い) 投球動作とボークは文字や文章では非常に分かりづらいですが、このDVDを観ますと鮮明に分かります。 もともと野球規則そのものが難解な部分が多くあります。そこで提案ですが、野球規則も難解な部分はDVDにしてくださいますと大いに助かります。 冒頭に書いたように『このDVDは観るたびに新しい発見があります』。まだ3回しか見ておりませんが、4回、5回と見ることにより深まることは間違いありません。 チームや選手に雑談程度でもいいですから「正しい投球動作」を短い審判の時間の合間に話し合いたいと思います。 このDVDは審判員もとより、チーム・選手の皆様も1枚もつことをお勧めいたします。 購入は下記へ (※アクセス制限等でページが開かない場合 → UMPIRE DEVELOPMENT CORP ) |
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(2010年6月1日) |