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故・フォークシンガー高田渡がこんなことを言っていました。 8月は戦争に関係する「記念日」が3つあります。8月6日は広島へ原爆が投下されました。9日は長崎へ原爆が投下されました。 ここでマスコミの報道に疑問を感じます。『原爆投下記念日』と報道するのではなく、正確に「アメリカが広島・長崎に原爆を投下した記念日」と報道してほしいのです。 アメリカが投下したのは分かっている人もいますが、知らない世代が増えていることも考慮しないいといけません。 何よりも世界唯一の被爆国ある日本は「核兵器」の恐ろしさを、後世に伝ええなければなりません。残念ながら学校教育では徹底されていません。 日本政府も式典では「核兵器廃絶」と言いながら「核拡散防止条約の共同声明への署名」を拒否しています。そして原発を世界中に売り込んでいます。怒りを通り越して呆れてしまいます。 今日8月15日は「終戦記念日」です。日本はどこの国を侵略戦争したのかを学校教育で正確に教える必要があります。ロシア、中国、朝鮮を含む東南アジアに戦争の矛先を向け突き進んだのです。 そして無謀にも真珠湾攻撃で世界の国々を敵に回したのです。軍部独裁の政治がいかに恐ろしいかを日本は68年前に体験したのです。江戸時代のことではありません。最近の出来事なのです。 アメリカは戦闘能力の無くなった日本を「降伏」させるために日本本土に空爆を繰り返し多くの民間人を殺しました。アメリカの原爆投下は日本を「降伏」させるためではなく「アメリカの原爆の実験台」だったのです。 先日、あきる野市の大岳鍾乳洞に行ってきました。ここの管理人をしておられる99歳のおばあちゃんがいろいろな話をしてくれました。
「関東大震災」を体験した話から、最近の「3・11大震災」の悲しい出来事。そして「第二次世界大戦」のことをしっかり話してくれました。 眼も耳もしっかりしています。「人生悲しい出来事の方が多かった」とも言っていました。それでも日本中を旅行したことは楽しいとも言っておられました。 ♪戦争を知らない♪という歌は嫌いだ。『戦争を知る努力』をしてほしい。と高田渡の話をはじめに書きましたが、今の時代にぴったりだと思います。 幸い学校教育で教わらないことも、ネットで調べればはっきりすることが多くあります。特に「戦争」については体験者が少なくなり「生の話」を聞く機会か難しくなっています。疑問などはネットを利用すれば多くわかります。 8月15日は『戦争を知る努力』を多いにしようではありませんか。 終戦記念日は日本の将来を考える上でとても重要な日になってきています。 |
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