思うがまま…II

臼井淳一
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(47)やはり書かないといけない

 今年になり「本」を一冊も読んでいません。というより読む意欲がなくなりました。原因はなんなのかこれまたよくわからないのです。

 朝5時にパソコンを起こし、トイレを済ませ、パソコンの前に5分ほどいますと又トイレで快便です。3度の食事もおいしく、待ち遠しいくらいです。

 せっかちな性格はあいかわらずです。が、時々「面倒くさいなー」と思うことが多くなりました。

 退職して今年で11年目、自由な時間があるようでないに等しい毎日です。もしかしたら「48歳の抵抗」ではなく「71歳の抵抗」の時期に入ったかもしれません。これをのり越えるにはどうしたらよいのか暗中模索です。

「48歳の抵抗」とは作家・石川達三が書いた不倫小説です。「71歳の抵抗」は著者が書こうと思っている不倫とは縁のない小説です。

   

 いろいろ原因を考えましたが、一つだけ分かっていることは、わたしの宿敵である安倍晋三が毎日のように暴走政治を推し進めています。このままほおっておくと日本はどうなるのかイライラします。

 それに隣国、中国、韓国との緊張状態がますますひどくなる一方です。と同時に世界のあちこちで緊張状態が広がっています。

 そんなこんなで「本」が読めなくなったかもしれません。ところが6月に入り雨が3日もつづいたので、何の気なしに藤沢周平の短編小説を読み始めるとぐいぐい引き込まれていきました。3日で6冊も読んでしまいました。

   

「本を読まないとバカになる」といわれますが、当たっているかもしれません。

 安倍晋三は急いで何をやりたいのか。中国、韓国はなぜあせって行動するのか。ロシア、アメリカはなぜ覇権を振り回すのか。
 藤沢周平の短編小説にも答えが書いてあります。

「世の中ぁー 金がすべて 力がすべてではない 貧乏夫婦にも灯りか…そんな世の中にしなきゃ…」

「欲の皮のつぱった人間は 意外ともろえもんだ 貧乏夫婦の絆には勝てねい おてんとうさまが味方だ」

   

 話は変わりますが、3カ月ぶりに電車に乗りました。座席にいる16人を観察してみますとなんと8人がスマホ・携帯をいじっています。本や新聞を読んでいる人は一人もいません。

 世の中「情報社会」で忙しいのは分かりますが、ネットの情報なんてあわてて見る必要はないのです。やはり見ないと「取り残される」のでしょうか。それとも「不安」なのでしょうか。

 その点「本」はいいです。読んでいて「わたしも若いころは女性の事を…」なぁんて今ごろ反省できます。「あの男にはもっと優しく…」また反省です。それにしてもこの代官は「安倍晋三と同じだ。ふてぃヤローだ」怒りが湧いてきます。

   

「最近はおもうがまま…書いてないね。ふてぃヤローだ」と言われないうちにあわてて書きました。

 新聞を読みます。本も読みます。ネットは最小限にとどめます。よし。これで書けるぞ。本当かな?

 


(2014年6月15日)



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