８月15日に甲子園に行ってきました。お目当ての二松学舎大付属高校―長崎・海星高校の試合が雨のため2日順延になったため、あわてて宿を近鉄奈良駅の近くに確保しました。2年前に開通した甲子園直通の電車で1時間10分ぐらいです。

　せっかく奈良まで来たのだから夫婦で奈良観光をしました。奈良の暑さは東京の比ではありません。湿度が高く10分もあるくと汗まみれになります。

　甲子園へは宿を朝5時30分に出たのですが、屋根のある特別席を買うのに長蛇の列です。それでも1時間半並びチケットを購入できました。

　　　

　この日は地元の大阪桐蔭と奈良・智弁のカードがあるので超満員でした。途中かなりの雨が降ってきました。屋根のある席を購入したのは正解でした。

　二松学舎大付属高校は長崎・海星高校に勝ってホッとしました。息子も同級制と一緒にアルプススタンドにいることを携帯で確認しました。後で聞くと後輩にチケットを買ってもらったそうです。遠いい昔の野球部での出来事を親子で応援にいくなんて「異常」ですね。

　甲子園は3年ぶりですが、ここで試合ができる球児たちは最高の舞台です。また関西方面の子供たちが身近に見ることができることは、甲子園を目指したくなります。関西では強豪校が多いいので、甲子園に行かれる確率の高い地方の学校に行くことが納得できました。

　ちなみにプロ野球界では関西弁が標準語として使われています？小・中学校のクラブチームの数も関東の比ではありません。野球のすそ野が広いのです。

　

　隣の同年輩の大阪の方とこんな会話をしました。
「とこからきなすった」
「東京です」
「あんさんも半端ではありませんね。わしは毎日きてまっせ」
「関西のチームと山陰のチームは関西同士の試合ですね」
「そうや。そうや。北海道も青森もそうや。関西は野球王国や。ガキのころから甲子園を見ているから誰でもここへきたがるんやでー」

　阪神ファンが熱狂的なのがわかる気がします。

　翌日、スポーツ新聞を買うと、大阪桐蔭が勝ったことと、奈良・智弁が負けたことを大きく取り上げ、二松学舎付属高校の勝った記事など数行しかありません。それも3紙のスポーツ新聞すべてです。女房もあきれて思わず「どないなってんやろ関西の新聞は？」

　奈良の神社・仏閣を多く見て回りました。それにしても鹿が多く、フンがくさく、暑さとかさなり参りました。

　今回も車でいきましたが、そろそろ体力の限界を感じました。おそらく往復千キロも走る旅行は今回が最後でしょう。忘れていました8月15日は終戦記念日。初めて甲子園で黙祷をいたしました。

　それでは最後に暑い中を撮った奈良の写真を見てください。