【4】

「作文と教育」の編集者 松下儀一様への手紙

作 臼井 淳一  



 お手紙と資料ほんとうにありがとうございます。

 先日もメール友達から下記のメールをいただきました。

「小沢先生のこと・とてもすてきなニュースですね。臼井さんが筆まめなのも先生の影響を受けているのかもね。学校が、生麦で近いのも良い事ですね。私も45年前のことと聞いてビックリ致しましたが、私が13歳の時の話なのですね。私は臼井さんが羨ましいです。」

「サタデーリーグ・臼井会長のページ読みました。感動で涙が…ポロリ。臼井さんが羨ましいな。私も小沢先生の大ファンになってしまった。臼井さんのおかげで、朝からホッとになっています。ありがとうまた、明日続きを読ませていただきます。」

 私は、国語教師ではないのに、この野球リーグのホームページを通じて、自分の息子ぐらいの選手たちに、ネットを通じていろいろと文章を書かせていることが、最近改めてわかりました。

 先日も友人と「小沢先生」のことを肴にして、一杯飲んでいると、友人は「臼井さんは、文章を人に書かせるのが上手い」と言われました。私自身そんなつもりはないのですが、私から「問題」を投げかけて、選手たちとネットを通じて、キャッチボールしている形になってしまうのです。

 このホームページは、私の「私設リーグ」みたいに見られていますが、18チームの人たちはもちろん、リーグに入っていない草野球愛好家、野球に関係ない人でも「受け入れる」ホームページにしたいと思って立ちあげました。

 多くの草野球関係者の皆様から「励ましのメール」や「お褒めのメール」をいただきます。私は、草野球を愛すると気持ちを、選手たちと接する時も持ちつづけています。また、「草野球」への「こだわり」も持ちつづけています。同時に「野球バカ」にならず、世の中の「出来事」にも目をそらさず、直視して欲しいと思い、私の「コーナー」を持ちまして発信しています。「小沢先生のこと」もその一環です。

 松下様がお書きになりました(学級文集の研究 ―小沢勲『FFハ荒地ダ!』を読む―) の「FFは荒地ダ!」は先日、私が入力作業したばかりです。小沢先生の文章は「変換」がスムーズに行かず入力に苦労しました。入力を終えて改めて読み返すと、松下様が最後に書かれているように「情熱豊かな青年教師が、エントツの下で子どもとまっすぐに向きあいながら生きていた。ここに教師あり、それが小沢勲さんだった」。私も同じように感じました。が、松下様の「ここに教師あり」の一語に、感動してしまいました。

 佐々木忠雄様の資料を読ませていただき、小沢先生の教え子は、私も含めまして、「影響」を受けているのは凄いと思いました。「小沢勲の仕事」(仮題)の本作りにますますファイトが湧いてきました。

 友人の北原、金光も松下様からのお手紙と資料を読んだら感動すると思います。二人とも小沢先生とは関係ないのですが、小沢勲先生の生き方に共鳴し、小沢勲先生の文章を読み、目を真っ赤にするのです。小沢勲は人の心を動かすなにかをもっていると思います。

 木俣敏様と協力いたしまして、4人でいい物を作ります。期待してください。

 なお、『作文と教育』に私のネット上の作文が掲載される。とのことですが、どうぞご自由にお使い下さい。最後にホームページのアドレスを載せていただければ幸いです。
 http://www.linkclub.or.jp./~t-km/saturday/

2000年11月2日 臼井 淳一


(追・小沢勲先生の教え子なのに字がへたで、味の気ないメール文字で失礼します)

[2000年10月]