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[1]人生やり直し

 最近やたらに「独り言」が多くなりました。先日も鍼灸医でマッサージを受けている時に、先生から「臼井さん、何か言いましたか」と問いかけられました。

 本人は何か言った覚えがあるのですが、何を言ったか分からないのです。ここは誤魔化す以外ありません。「先生、気持ちがいいと言いました」。ウソです。

 一番困るのは「政治家の独り言」です。ご本人は独り言とは思っていないのですが、聞いているわたしたちは独り言のように聞こえることが度々あります。

 官僚が「増税はサラリーマンーにお願いします」とはっきり言っているのに、政権政党の議員さんは「そりゃ一方的でおかしい、ぶつぶつノノ」と言って、増税対策にもはっきりと「反対「賛成」といわずに。

 独り言のように「まぁ。幅広く考えましょう」とか何とか言って、結局は増税をサラリーマンーから、そのあとは、消費税を10パーセントに引き上げる「レール」を敷くのではないでしょうか。


 先日、こんな夢をみました。「40年前に想いを寄せていた女性が何人も現われました」夢の中でわたしは、この中の誰と結婚したらいいのか。深刻に考え込んでしまいました。そして結論は、今でも間に合うのか。間に合うようでしたら「人生やり直し」をしたいなぁー。

 ここで目が覚めました。そしてこんな独り言をポツリと言いました。
「うーん。人生いろいろだった」と。

「人生いろいろ」を歌ったのは島倉千代子。国会の答弁で利用したのは小泉首相。歌はそれなりに「説得力」がありました。国会の答弁はいかがなものでしょうか。

「郵政民営化」が大きく揺れ動いています。先日テレビで自民党の議員さんが言っていました「郵政民営化はアメリカが儲かるための民営化だ」とはっきりと。さらに「アメリカは日本国民が働いた350兆円もの郵便預金を利用するな。アメリカはもっと自国で努力しろ」。

 あれあれ、この議員さんは本当に自民党の議員さんかな。それとも真実と本質を突いた独り言かな。

 わたしは「郵政民営化」が可決しましたら、すぐに郵便局にいき、預金「約5億円」を引き出します。もちろん銀行などには預けません。

 秘密の場所に穴を掘って埋めておきます。これが一番安全です。けれど秘密の場所もそのうち忘れるでしょう。それでもアメリカに「5億円」を持って行かれるよりはいいだと思います。

 いずれにせよ「優勢民営化」と誤字を書いてしまうほど、わたしたちには差し迫った法案ではないのです。改善して欲しい「法案」「案件」が「いろいろ」あるのではないでしょうか。

「人生いろいろ」の答弁はもう通らなくなりました。

 わたしの「人生やり直し」の可能性の方がまだ現実味がありませんか。

(2005年7月15日)


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