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女性同士のおしゃべりは、よくもまぁこんな永い間、話すことがあるのかと呆れかえります。実は男同士でもおしゃべりはあるのです。 先日も定年になりました友人の自宅で、夕方の5時から夜中の2時まで、さらに翌朝9時〜12時まで「おしゃべり」をしてきました。 「あの女の顔は1円玉だったなぁー」 「一万円札の女はどうなの?」 「そうすると醜い過程がない1円玉が一番だなー」 この友人は定年を迎えた時に、全く忘れていた預金を会社から知らされました。その額の多さにビックリして、戸建ての家を衝動的に買ってしまいました。それは、それは立派な豪邸です。 バスは2時間に一本です。猿、たぬき、うさぎ、野鼠、イノシシが時々出てきます。あとは熊と鹿が出てくれば「猟師」になるそうです。 「俺はこの場所に昔から住みたかったのだ」 「石器時代の話し?」 こんなお話をするとキリがなくなります。ただ残念なことに彼はいまだ「独身」です。そこで「茶のみ友達」の女性をお世話しようと思いましたが、こんに答えが返って来ました。 「うーん、独り身が一番いい。とくに最近はいろいろな人が訪ねてくるのだ。臼井さんだって俺が独り身だから来るのだろう」 「俺の兄妹は12人もいる。中には10年ぶりに来る兄弟もいる。幼なじみも来るよ。それも夫婦で来て庭にいろいろ植えたりしてくれる」 「ミーちゃんいるー。なんて70のオバサンがくるのだ。俺は知らないことこのオバサンはよく知っているのだ」 さらに「家来」の話が延々と続きます。というよりは私が無理矢理に「殿様」にしてしまうのです。こうなりますと現代と石器時代がごじゃ、ごじゃになりまして、最後の結論はこうなります。 60歳にして「城」を建つ。糖尿病でも立つのか。「立つ」と「建つ」の違いはどうなのか。
「うーん。俺の祖先が金塊を埋めたらしい。その金塊が散らばって岩盤になった」 次回の訪問は「おでん」を鍋にいっぱい入れて、彼の家来を呼び寄せて、おでんとお酒を振舞う計画です。おでんづくりは「ご縁」があった私の女房がやってくれます。 金塊のつづきを聞きたい方は臼井まで連絡をください。席料はご縁です。 (2006年2月15日) |
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