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作詞:臼井 淳一 / 作曲:巴 奇異一/ 歌手:なし 1 堀衛門ブルースはヒットするでしょうか。これを発表する段階では作曲家の巴奇異一氏が曲を付けていないかも知れません。まぁ、その時は作詞をじっと読み返してください。 なんでこんな異端児が生まれたのでしょうか。なんでこんな異端児に振り回されるようになったのでしょうか。 「勝ち組」「負け組」にいつから分類されるようになったのでしょうか。最近では「待ち組」「挑戦組」とよく分からない「組」が出て来てきて、任侠の世界の「山口組」も慌てています。 わたしの子どもの頃は「貧乏人」と「お金持ち」しかいませんでした。うまく言葉には表しにくいですが、貧乏人もお金持ちも一緒になって地域社会を築いてきたような気がいたします。貧乏人の子も、お金持ちの子もチャンスは平等にあったように思えます。そして何よりも「活気」がありました。 親の所得など家庭環境によって、子供の将来の職業や所得が左右される「格差社会」になりつつあると思う人は6割を超えているといいます。収入低下で生活が困難になると予測する人が2割以上もおり、格差拡大への不安が広がっています。 「勝ち組養成所」に入らないと「灯台」にはいけません。小さいころから教育にお金が必要なのです。そのお金を取り返すために「お金儲け」の勉強だけをさせられるのです。 日本という国は「金がすべて&愛情失調症症候群」という病魔に侵されています。その結果「弱者」いじめの政策がどんどん進められています。「強者」と「弱者」の格差がもの凄いスピードで広がっています。 マンションをやっとの思いで購入すれば「崩壊マンション」をつかまされ、残ったのは5千万円のローンだけ、生活設計も崩壊してしまい、一気に「負け組」へ転落させられる人も出てきています。 ホリエモンの株で3百万円も損をしたわたしの友人は、定年後の計画が大きく狂ってしまい「ヤケクソ」にならねばと心配しています。 だまされた方が悪いのか。だました方が悪いのか。「恥ずかし、悔しい」と泣いている庶民が多くいると思います。
「堀衛門ブルース」が大ヒットしないことを祈るばかりです。 (2006年3月1日) |
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