ワールド・ベースボール・クラシック（ＷＢＣ）は日本中を感動の渦に巻き込みました。テレビやラジオの街の声を聞いてみますと、野球を全く知らないお年寄りや婦人までも惹きつけてしまいました。その最大の要因は「審判の誤審」からはじまりました。

「わたしゃ野球はよくわかんないが、あの審判はひどすぎる」「あたしもボブとかいう審判の名前覚えましたよ」「日本がかわいそうだよ。審判に負けるとは」等々。テレビ、ラジオでお年よりや主婦の声を聞きました。

　なぜなのかいろいろ考えて見ますと、やはりテレビで朝から夜まで「審判の誤審」を放映しているのです。働いている皆様方はテレビをみる時間が限られていますが、お年よりや主婦の中には一日テレビを見ている人が多くいるのです。

　そして、火をつけるように「アメリカ対メキシコ」で同じ審判員が誤審してしまいました。さらにアメリカが負けて日本が100％あきらめていた決勝トーナメントへ出場。これで日本中がさらに燃え上がってしまいました。

「韓国対日本」「キューバ対日本」。残念ながらこの試合だけはテレビ観戦ができませんでした。野球は結果だけでは感動は伝わって来ません。やはり１回からゲームセットまでの過程にいろいろな「ドラマ」があるのです。そして感動も体験できるのです。さらに野球場に足を運びますと、身体中に感動が伝わり、喜びを選手と一緒に共有できるのです。

　この２戦をテレビ観戦した人の中には、涙して「勇気をもらった」「感動ありがとう」と叫んでいた人を多く見かけました。これがスポーツのもつ素晴らしさだと誰もが思ったことでしょう。野球の楽しさを知っていただくには、ワールド・ベースボール・クラシックは最高の舞台を与えてくれたと思っています。

　今回のＷＢＣの運営はアメリカ・大リーグ主導で行なわれました。その内容は「アメリカによるアメリカのための、さらにアメリカが勝つ大会」と言い続けられてきました。
　各国もいろいろ提案したようですが、アメリカの応えは「お前らの野球・審判は見たことない。知らない。文句あっかー」の一言ですべてが拒否されたようです。

　今回のアメリカ・大リーグ独断のＷＢＣ大会は、アメリカの思惑が大きく外れました。それが皮肉にも参加各国に「野球の魅力」「スポーツの感動」を広げる結果になってしまいました。
　そういう意味では最高の「役割」を果てしたのは「アメリカ」ではないでしょうか。思わず「アメリカ万歳」と叫びたい気持ちで一杯です。
　
　野球発祥の地アメリカも、大相撲国技の日本も、チャンピオンを奪われたら「お前らは見たことない。知らない。文句あっかー」の態度を改めなければいけないと思います。ついでに「ワールド・シリーズ」を正しく「アメリカン・シリーズ」に名称を変えてください。次回はアメリカ・大リーグ抜きでも大成功するのではないでしょうか。

　スポーツ界においてもアメリカは世界の「憲兵」であってはならない。また、それを許してはならない。「自由な国」アメリカはすべての国に対して、対等・平等な立場を今こそ取るべきではないでしようか。

　ドサクサにまぎれて「アメリカの基地は日本から出て行け！」、「日本も真珠湾攻撃を二度とするな！」とわけのわからないことを叫びたくなりました。

　臼井淳一「日本の優勝」で珍しく冷静を失っております。

「韓国、キューバ、メキシコ万歳！」もちろん「日本優勝万歳！」最後に「ベースボール万歳！」。

（２００６年４月１日）

　前回の「削除済みアイテム」についていろいろ質問がたくさんきておりますのでお答えいたします。
http://www.terra.dti.ne.jp/~j-usui/saturday/usui/tamannai/tamannai-017.html

問い　迷惑メールを「削除済みアイテム」に自動的に入れるにはどうしたらいいのか。また、それを解除するにはどうしたらいいのか。

答え　受信トレイに入り込んだ迷惑メールを一端削除済みアイテムに入れます。迷惑メールをクリックしておいてから「メッセージ」をクリック、次に「送信者を禁止する」クリック。「このユーザーのメッセージを削除しますか」の問いに「はい」をクリック。後は「ＯＫ」を押せば次回からは自動的に「削除済みアイテム」に入ります。

　次に解除の方法ですが、「ツール」をクリックして「メーセージルール」〜「禁止された送信者の一覧」をクリックしますと一覧表が出ます。その中からチェックを入れて削除をすればそのアドレスは正常に届きます（あぁ、頭が痛くなってきました）。