ホームでは恒例の「宴会」がはじまります。ビールを飲み、お弁当を食べ、
「自己紹介」などで盛り上がりました。なにをやっても「盛り上がって」しまうのです。これが青春ですね。
車中では、ボソボソと「語らい?」が続きます。そのうち「うるさい!もう寝ろ!」と、どこからかの一声で静かに眠りに陥るのです。この頃の若者は「素直」でしたね。いや、違うのです。この列車に乗っている90%の人は登山者なのです。明日の山行に備えるため睡眠は必要なのです。「うるさい」の声に逆らう人はだれもいません。
網棚に寝る豪快な男性、床下にごろんと寝る人、ビニール枕で空いた座席を利用する女性。なかには女性の足枕?でちゃかり寝ている男性もいました。
2〜3時間の短い「睡眠」でありましたが、目的の駅に到着しますと、晴れ晴れとした気分になります。「さぁ、次はバスだ!」。
心は完全に「山」にひたりきって行きます。これも青春でした。