きりえ「山を想えば」
山で見る星と都会で見る星の違いは、なんといっても星の輝きです。特に冬山で見る星の輝きはめったに出会えないので、思わず見入ってしまいます。、山の先輩から「寒さを忘れて夜空を見続けていると、眼だけが凍傷にかかる」と脅かされました。
山で星を見つづけたおかげで、私の眼は遠くしか見えません。
老眼と近眼は紙一重です。
「♪星はなんでも知っているー♪」私の若い頃、三橋美智也が歌っていました?。だれが歌っていたかはどうでもよかったのです。なにしろ「山」を始めてからは、テレビもラジオも見ざる聞かざるの状態でした。
青春の勘違いも紙一重です。