【8】「清らかな水滴」
作  臼井 淳一
挿絵 金光 敏博


 「立ちションベン よくぞ 男に生まれたり」10年前に町田に越してきた時には、あちこちに空き地があり、「立ちション」が自由にできました。だが最近では、家が建てられて、女房と娘に「お父さん!みっともないからダメ!」といわれながらも「小さく」なってやっております。(女性の方は見ていないと思って書かせていただきます)。

「立ちション」があと何回できるのかと考えますと、非常に悲しくなる今日このごろであります。あぁあぁこんなことを書きますと、更新者・金光さんがこの回も音楽を入れてくれないと思います。そして山の「切絵」も入れてくれないのではと心配です。最悪でも「小便小僧」の切絵は入れてください。(あぁよかったぁ。入っていました)。


きりえ「秋の山」

 ところで、山の頂上からの「立ちション」これは最高です。特に垂直の頂上ですと、見事に真っ直ぐに「つらなり」落ちていきます。
 2千5百メートル落ちるころには「清らかな水滴」となり、下におります登山者の「ひたい」にポツンと当たり、胸ときめかす青春の「一滴」の清水になり、さらに岩肌に沁みこみ、3日もすると「名水」となることと思われます。

「青春時代こんなことはやりませんでした」山々の神紙に誓います。
「立ち小便 みんなもみてる 恥じしらず!」スイマセン。

[2001年9月15日]



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