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今年のプロ野球ドラフト会議が終わり、指名を受けた選手たちは新しい人生に向けた岐路に立った。 ところで、メジャー挑戦を表明し、日本の十二球団に指名の自粛を求めていた田沢純一投手(新日本石油ENEOS)にとって、結果は願い通りになったものの、日本プロ野球組織(NPB)がその代償のように、ピント外れのペナルティーを打ち出したことは看過できない。 メジャー退団後二〜三年、契約しないというのは、選手にとってプロでプレーできない空白期間を作ることになるし、年齢的にも大きなハンディとなる。 今回のことを「田沢問題」などと、まるで何かルール違反があったかのような印象を与える一部スポーツマスコミの報道姿勢にも納得できないし、NPBも了見の狭い国内ルールを作って自己満足しているように思われて仕方がない。 |
(「損保のなかま」2008年12月1日付より)
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